2019.03.19

3月14日に、世界のESG投資の潮流と企業に求められるESG情報開示についてのESG特別セミナーを開催しました。ESG情報開示で業務提携を開始したソコテック・サーティフィケーション・ジャパンとの共催で、駐日フランス大使館にて実施し、プレスのご参加者を併せ総勢70名以上の企業の皆様にご参加いただきました。

ESG投資の最前線で活躍する以下3名の登壇者よりプレゼンテーションをいただき、評価、運用、エンゲージメントといったESG投資の多様な側面から理解を深める場となりました。


(1)「新評価手法Rating 3.0 ―The ESG Risk Ratingを開発した意図と概要」

Loïc Dujardin 氏
Sustainalytics 日本 マネージング・ディレクター

ESG投資が世界的に普及拡大する中、ESG評価機関大手のサステナリティクス社では、顧客である投資家の需要をくみ取り、今回、評価手法を大きく改定しました。
その背景にある世界のESG投資の動き、投資家のニーズ、それらに応える新しい評価手法の構造を詳しく解説頂いました。


(2)「Ambition 2021の概要と投資の現場におけるESG情報の活用事例」

近江 静子 氏
アムンディ・ジャパン株式会社 ESGリサーチ部長

アムンディは運用資産残高1.47兆ユーロを有する欧州No.1の資産運用会社です。この度「Ambition 2021」と題して2021年を目標に「ESG方針を可能な限りすべての運用戦略に統合、議決権行使にも反映」する方針を打ち出しました。アムンディの責任投資のアプローチについて、具体的に解説いただきました。


(3)「231兆円に達した日本のサステナブル投資 ー理念から実践へ」

荒井 勝 氏
JSIF(日本サステナブル投資フォーラム)会長

これまでの責任投資・ESG投資の変遷について改めて整理して解説いただくとともに、今なぜ企業にとってESG情報開示が必要なのかの本質に迫るスピーチをいただきました。また、エンゲージメント代行企業であるハーミーズEOSのアドバイザーとしての立場から、企業とのエンゲージメントの実際や、FTSE4Good委員会メンバー・基準委員会メンバーの立場から、ESG指数の役割など多角的な視点からお話を頂きました。
(荒井氏のプレゼンテーションはこちらからダウンロードいただけます。


また、参加者からの質問をもとに進行した後半のパネルディスカッションでは、モデレーターをイースクエア代表取締役社長の本木 啓生が努め、今後主流となるESG開示について実務と照らし合わせた多くのご意見やアドバイスを3名の登壇者よりいただき、テーマについての理解を一層深めて参りました。

ご参加いただいた企業の皆様からは、

  ・ESG評価機関とESG投資家の双方の視点からの具体的な話が聞けたのがとても有意義だった。

  ・サステナリティクス社の新評価手法について考え方や具体的手法がきけたのは良かった。

など大変好評をいただいたセミナーとなりました。

イースクエアでは今後も引き続き、ESG投資に対する理解を深めるための企業様向け情報提供に注力していきます。ソコテック・サーティフィケーション・ジャパンと戦略的業務提携を行い、企業のESG情報開示に関する包括的な支援を提供していきます。国内外のESG評価データに基づくワンストップ対応が可能となります。

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担当: 大森 慶子、汪 浩
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