企業のジェンダー平等に関するデータを提供するエクイリープ(Equileap)は、「ジェンダー平等報告書とランキング(仮訳)(Gender Equality Report & Ranking)」の2026年版を発表した。先進国24カ国の上場企業のうち、時価総額が20億米ドル以上の3,430社について、ジェンダー平等に関する19指標に基づき評価・ランキングしている。
これらの指標は、UN Womenの「女性のエンパワーメント原則」に着想を得て開発されたもので、従業員構成におけるジェンダーバランス、男女間賃金格差、有給育児休業、セクシュアルハラスメント防止方針などが含まれるほか、性別、人種・民族やLGBTQ+に関する差別に関する不祥事データも評価の補完要素として考慮されている。
主な結果は以下である。
・ナショナル・バンク・オブ・カナダ(National Bank of Canada)が最高評価の86%。2017年のレポート公表開始以降、80%を超えた初の企業となった。
・評価対象3,430社の世界平均スコアは、2022年の37%から2026年は47%に上昇。
・トップ100企業は、国別ではオーストラリアが31社で最多、英国21社、フランス11社と続く。米国は評価対象1,458社のうちトップ100入りはわずか7社。
・日本の対象企業数498社のうちトップ100入りは武田薬品工業1社にとどまった。
・リーダーシップ層における女性比率は停滞。CEOに占める女性の割合は7%で3年連続横ばい。経営陣でも23%、2024年比で1%増。
・男女賃金格差の開示率は2021年の15%から48%へ上昇。欧州やオーストラリア、日本などで法規制が強化されたことが背景。
・男女賃金格差を解消した企業は57社と、2025年の36社から増加。
・全階層でジェンダーバランスを達成した企業は51社、昨年の38社から増加。
https://equileap.com/equileap-reports/
https://equileap.com/wp-content/uploads/2026/03/Equileap_2026_Gender_Equality_Report_Developed_Markets_.pdf


