グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)は、最新報告書「サステナビリティ報告の現状:GRI基準2025の世界動向(仮訳)(The State of Sustainability Reporting: Global Trends in the GRI Standards 2025)」を発表した。
本報告書は、132の国・地域に本社を置く、売上高2億5,000万ドル以上の上場企業1万4,682社を対象とし、各社が2025年末までに公表した主に2024会計年度の最新のサステナビリティ報告を自動分析した、過去最大規模の調査分析である。調査対象の87%がサステナビリティ情報を開示しており、2025年はサステナビリティ政策への政治的な反発が強まったものの、サステナビリティ報告実務全体はおおむね安定していた結果となった。
主な調査結果は以下のとおりである。
- GRI基準は調査対象企業の40%、世界の時価総額の62%相当が利用しており、世界で最も広く利用されているサステナビリティ報告基準だった。
- サステナビリティ報告では、多くの企業がGRIに加え、TCFD、SASB、CDP、ISSB、ESRS、TNFDなど複数の基準・枠組みを利用していた。
- 新たな情報開示枠組みが普及するなか、ISSB基準を利用する企業の80%、ESRSを利用する企業の70%が、同時にGRI基準も利用しており、GRI基準は引き続き広く利用されている。
- GRI基準は107の国・地域に本社を置く企業で利用されており、グローバル・サウスでは域内時価総額の71%を占めた。各市場の時価総額に占める割合はEU(64%)、米国(57%)、英国(65%)でも高く、大企業を中心にGRI基準が引き続き利用されていた。
- GRI基準による報告を採用する企業数の割合は台湾(95%)、アルゼンチン(82%)、コロンビア(79%)など、アジアおよび中南米地域で高かった。
https://www.globalreporting.org/news/news-center/gri-is-top-choice-for-sustainability-reporting-worldwide/
https://www.globalreporting.org/media/dmqbst33/gri-state-of-sustainability-reporting.pdf


