企業のESG開示が改善する中、国内の投資家や資産運用会社、サービス提供者がESGを重視した投資行動を強め、日本のESGの取り組みを前進させるとともに、新たな投資機会を生み出している。12月10日、インデックス提供大手のFTSE Russellは、シンガポール証券取引所(SGX)と共同で最新の日本のESG指数・パッシブ投資レポート「日本のESGの進展を後押し:開示の改善と投資家の支持拡大(仮訳)(Driving ESG progress in Japan: Improved disclosure and growing investor support)」を発表した。同レポートでは、日本のサステナビリティ基準の発展を整理するとともに、上場企業のESGパフォーマンスを市場別指数と比較し、指数連動型商品のSGX FTSE Blossom Japan Index Futuresの成長動向を分析している。
分析によれば、2017年にFTSE Blossom Japan Indexが開始されて以降、日本企業のFTSE ESGスコアは改善傾向にある。具体的には、2025年には指数の構成企業数が倍増し、国別ESGスコアの順位も、2021年から2025年にかけて上昇した。スコア上昇の背景となる要素も改善しており、グローバルESG投資家にとって投資機会が広がっているという。
パフォーマンス面では、直近四半期においてESG要因の寄与が見られた。こうした動きを背景に、SGX FTSE Blossom Japan IndexとSector Relative Indexは、長期にわたり基準指数を上回る運用成績を維持している。また、SGX FTSE Blossom Japan Index Futuresは、日本のESG関連デリバティブの中で、現在も安定して取引が続いている唯一の商品とされている。
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